そう思うことが昔は多々ありました。
画力を養っている途中にいつも、
そんなものよりも大切なものがある。って思ってました。
「画力があってもつまらない絵」
「画力があってもセンスがない絵」
「画力があってもつまらない漫画」
画力だけあったって仕方がないのに…画力をつけるのには根気と努力が必要なんですよね。わかりますわかります。淡々とした時間にふつふつと湧き上がってくる「こんなことして何になるんだ」という、思い。特にデッサン。何時間もかけて、形とって、影つけて、「作品じゃないからこれ、絵の練習だから」って言われて。何してんだってなりますよね。時間…無駄じゃない？って、思いますよね。しかも上手になれるって確証はない。じゃあ…別のことに時間使った方が良くない？って、画力を手に入れてないのに、なぜか、偉そうに思うんですよね。
じゃあ、別のことってなんだろうか。
その別のことも、同じ理由で途中で投げだすのではなかろうか。
好きなことを好きで居続けることは、容易くないって、それ恋愛でも仕事でも趣味でも一緒ですから。絵で良いんじゃないですか。絵を描くことが好きなら。
画力がなくても優れてるもの持ってる人って、それはもう、別の才能がある人であって、凡人こそ、こつこつと画力を手に入れた方がラクなんですよ。
バカは東大に行けと同じ、理にかなってる話なんですよ。
大体の人が画力あったって、ただの人なんですから。
「画力があっても〜…」って、手に入れてもいない画力を諦めるのは、全然違う話なんですから。絵を描かない理由にはならないんです。
画力あった方が、どんな時もモチベーションあがります。
描けないものが描けるようになってた時、感動します。
無いより、ある方が、絶対良いのが、画力！
まるで洗脳のようです。
楽しく、描くことが、大事だってあれほど言ってたじゃないですかやだ～。
今一番楽しいのはドローイングです。
デッサンは…、形とるとか影のつけ方とかの前に、どれだけ絵に集中して作業できるかっていう訓練です。やり始めたら楽しいんですけどね…時間がかかるという先入観が、ペンの手を遅くしますよね。すごい、言い訳するとき饒舌。嘘つく時沢山しゃべるタイプ。
