絵と生

とにかく仕事やめたい

「絵はすぐに上手くならない」を読みました。

上手い人はすぐ上手くなるじゃんって心のどこかで思っていたんですけど、「そんなわけない」という気持ちというか、願いがどこかにあり(だって天才とかギフテッドとか羨ましくてやる気削がれちゃう)タイトルの言葉が、私の行動を正当化してくれるとも思い、手に取りました。秀逸なタイトルです。自分の場合はどうだろうと感じたことをメモしておこうと思います。

 

絵は目的か手段か

自分の場合はどちらのでもありますね。絵を描くこと自体が好きだし、漫画描くの下手すぎるから、色んな角度で描けるようになりたいし、絵で表現する力をもっともっとつけたい。漫画は他にも沢山覚えることあるんですけど、絵を手段にすると学びも多くなりますね。

 

美大に行ったから上手いんじゃなくて、上手くなってから美大に行った

上手くなっても楽に描けるようにはならない

これ目からウロコでした。まじかよ。美大って上手くなるために行くところだと思ってました。私ちゃんとブルーピリオド読んだのに…。上手くなったら絵描くの早くなるっって効率良く描けると思ってたけど、上手い人ほど絵に時間かけてるらしいじゃないですか。いや、そうか…そうか!!ショックなような、早く描かなくても良いんだという安心感があるような…そうなんだ…。え〜でもインスタとか見てるとサラサラ描いてるよねぇ…。

 

デッサンをしなくても絵はうまくなる

そうだよな、と思いつつ、そうじゃないかもな、とも思う。デッサンをしている人って、安定していると思うんですよ。何がって技術の前に、「デッサン」という基礎をがっつり学んできたという自負。それが自信になり、精神力になり絵を描く上でプラスにはなっても、マイナスになることはないじゃないですか。デッサンやってない人っていつまでも、「デッサンやってない」が、足をひっぱって、変に卑屈になったりするの、自分はそのタイプだし、やりたいって思いますね。家の基礎づくりしっかりして建築していく方が丈夫で長持ち、みたいな。年取ってから、絵柄崩れがちだから…基礎って助けてくれると思うですよね…。まあ今のところは自力でやるしかないんですけど。

 

デッサンをやったことがないヤツがわかったような口きいてるんですけど。デッサン本読み漁ってる最中に衝撃だったのが、デッサンって6時間以上かかって描くもので、そうじゃないものはデッサンって言わないらしいんですよ。まじかよって思いました。じゃあやったことないよ私。鉛筆HBか2Bしか触ったことないし。

ってことで画材屋に行って鉛筆買ってきた。

鉛筆

Amazonで買おうと思ったけど送料けちって、自分で買いに行ったらAmazonで買ったほうが600円以上も安かった(つまり差額が送料代を超えた)鉛筆たちです。まじかよ。青いやつ1本150円もしたんですよ。調子こいてHB買わなきゃ良かったよ。いらないよいっぱいあるから。値段見つけられなくて、鉛筆だし100円くらいっしょって気持ちでレジ行って…ピッてやっても値段出てこないから、請求金額言われた時びっくりしました。平然を装って支払いましたけど車の中で10分くらいレシート見てました。ギリギリまで返品しようか迷ったけど大人の矜持で耐えた。もう恐くて削れないよ。絶対芯折れるでしょ。恐いよ。今日の学び、ちゃんと値段聞くべき。

 

欲しくなったもの

デッサンスケール(欲しかったけど名前がずっとわからなかったやつ)

練り消し

油粘土

12色相関図

図鑑

 

すばらしい本だったなぁ…。

 

自分は必ず上手くなる。

金言でしたね。この言葉が、勇気をくれる。よし描こう。

 

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