絵と生

とにかく仕事やめたい

タッチ模写で気がついたこと

「タッチを真似る」っていう新しい発想を得て、実践してみているんですが、これがすごく良い。

人のタッチなんて真似てどうすんだって、半信半疑でしたが、絵っていうのは思ってた以上にタッチに左右されている。

タッチの見せ方で、絵の見え方が変わる。

この感覚がすごく不思議。線の重ね方を変えてみただけなのに、光るし、丸まるし、浮き上がるし。色鉛筆で「緑」を表現するのに、青色と黄色を重ねていくような感覚。最初は、これが緑になるなんて思わないのに、塗り終わってみるとちゃんと緑に見える。

さらっと描いてるように見える絵でも、この表現をするのに想像の倍の工程があることに気がついたりする。魅力的だなぁ〜と思う絵には、秘密が…というか描くことを積み重ねてきた時間が詰まっている。真似だって簡単にできない。同じ線が引けないから。シルエットを真似るよりも難しくて、その分の深みとコクがある。

つまり、描き続けることって裏切らないってことですね。