絵と生

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学ラン解剖

学ランのランはオランダ(蘭)のラン。学生蘭服の略。

意外と欲しい情報というのをネットで見つけるのが難しかったので。学ランを買うわけにもいかず、かといって本を買うほどでもない。そして何よりも学ランファンの方(私)向け。

 

 もくじ

  1. 学ランのつなぎ目
  2. 学ランの裏側
  3. 標準型認証マーク
  4. 学ランの袖(開き見せ加工)
  5. 学ランのボタン
  6. 詰め襟

 

 

 

1.学ランのつなぎ目

学ランのつなぎ目



つなぎ目て。

襟・腕のつなぎ目はわかりやすいですが、それ以外の目立たない部分ですね。水色でライン取りしています。

AとBは違うつなぎ目です。

 

 

右袖口のアップ。

 

Aのラインは内側にあるため、腕をあげた時にしか見えません。

 

 

 

 

前側のポケットの上のラインはダーツというそうです。

これが無い学生服もありますよ。

 

2.学ランの裏側

領域展開

領域展開!

①腕を通す穴です

②裏側全体にはりめぐらされたナイロン地です。ツルツル。わかりやすく色をつけていますが、黒が標準です。

③内ポケット

 右内ポケットはチャック付きでした。これは個体差があると思われます。

 左内ポケットの下に苗字を刺繍していたりします。

 前ポケットよりやや下側の位置についています。

④標準型認証マークです。後述します。

 

 

3.標準型認証マーク

安心・信頼できる学生服の証。

標準型の基準をすべて満たしている、標準型の学生服につけてもらえるマークです。

日本被服工業組合連合会なる組合が発行しています。裏地の左裾につきます。

昭和55年〜短ラン・長ランなどの変形学生服が流行したことから、標準をきっちり設けようと始まったそうです。

日被連



標準型学生服の特徴

その① 標準型認証マークがついていること

その② 袖口の「あきみせ加工」(後述します)

その③ カラー(ラウンドトリムカラー)

 

標準型学生服の認定基準

丈や襟の長さ・ボタンの数・ポケットのサイズなどなど、すんごく細かく定められています。割愛!

 

4.学ランの袖

学ランの袖


ボタン2つ。袖口は「開き見せ加工」。実際には開かないのに、まるで開いているように見える袖口のこと。標準型学生服の特徴その②。赤い線部分に指の第一関節が入る深さのスペースあり。でも袖口開かないタイプ。

開き見せ加工には、完全に縫い合わせてあるものから、2cmくらい本当に開いているものもあるそう。あまり詳しくない。

 

 

5.学ランのボタン

前身頃5つ・袖2つが標準です。

 

学ランのボタン

 

中学生用は「中」の文字 模様は桜

高校生用は「髙」(はしご)の文字 模様は月桂樹

 

糸ではなく、裏ボタンで止めてあります。

学ランのボタンの裏側

糸ではなく裏ボタンで止めてある

紫のボーダーは布

 

 

6・つめえり(詰め襟)

学ランの下にYシャツを着ているように見せるために付けたのが始まりらしい。

 

詰め襟

 

①カラー

詰め襟の裏にくっつけるプラスチック製の板。ほんとにしっかりとした板。取り外し可能。赤丸の部分が取り付けるためのポッチ。5箇所ある。首周り痛くなるし、冬場はひんや〜りして着心地悪しだけど、かっちょいい。

残念なことにもはや、絶滅寸前の代物らしい。

 

②ソフトカラー(ラウンドトリムカラー)

見た目はカラー装着してるっぽく見えて、布製。

首周り痛くならない。 肌が弱かったり、アレルギー体質の人にも優しい作り。最近の学ランはこちらが主流。

 

ホックは右側が輪っかになっていて、左側がツメになっている。

 

 

おわり

描くのは難しいけど、学ランが〜好っき〜

興奮と疲労ですでに息切れ気味ですが、新しい発見があったら随時更新予定です。