絵と生

とにかく仕事やめたい

手を描く

手を描いてみよう系に良く出てくる比率を使って手を描いてみます。

実は比率を使って手を描いてみたことが一度も無かったので、本当にバランスの良い手が描けるのか検証してみたいと思います。

 

  1. 指と甲は1:1
  2. 人差し指と薬指は同じ長さ
  3. 第2関節は指全体の3分の1
  4. 第1関節は指全体の4分の1
  5. 爪は第1関節の2分の1

今回使うのはこの比率です。では定規を準備していざ!

 

1.指と甲は1:1

中指が基準ですね。この時点で本当にうまくいくのか不安です。

 

2.人差し指と薬指は同じ長さ(小指は?)

人差し指と薬指は中指より低くして、同じ長さにしました。ここで「あれ、小指は?」となりましたが、適当に中指の半分より上にしました。

適当にとかいってもう雲行きが怪しくなってきてますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然の長考

次は甲なんですが、この2分の1の甲のどこが?どことどうなって、次は?となりませんか?

私だけですか?

えー…自分の手をひたすら見つめます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勘です。 今回比率使ってやるっつーコンセプトで一番やっちゃいけなかったんですけど、勘で描きました。そして勘で描いたこの親指、、、

完璧じゃないですか?

めちゃくちゃ上手くいきましたね。どんどん自画自賛していきましょう。モチベーションは大切です。

そして自分の手を見つめていて、気がついたんです。これ手首の角度すごい重要だな、と。多分比率うんぬんよりも、この手首の確度が大事なんですよ。人差し指をまっすぐにした時に自然に手首は斜めになるんです。

 

 

こうです!

比 率 で 描 き た い の。

もう二度と「比率うんぬんじゃない」とか言わないです。次いきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.第2関節は指全体の3分の1

3分の1あたりで第2関節を作ります。

 

4.第1関節は指全体の4分の1

4分の1あたりで第1関節を作ります。


5.爪は第1関節の2分の1

第1関節の半分を爪にします。しっかり定規をあてていきます。

完成

意外と良いですね。

実は比率で描くのってすごい難しいと思うんです。いや実際やってみて本当に難しかったです。全然スラスラ描けないです。基本的な形を捉えておかないと、勘に頼って描くことになってしまうので比率だけでは、曖昧な部分が多いと思いました。手は自分のを見て描けるのが利点ですから。迷ったら自分の手を見るのが正解かもしれません。

検証としては疑問が残る形になってしまいましたが、比率を覚えて描くことで安定してバランスの良い手を描けることに違いはありません。目分量の料理は毎回味が違いますけど料理本どおりの料理は比較的同じ味を提供できるのと一緒ですね。

手は、描くの難しいですけど大好きな部位です。そうです手フェチです。上手く描けると表現の幅も広がりますので頑張るますー。